香川県庁舎庭園Kagawa Prefectural Government Office Garden, Takamatsu, Kagawa

巨匠・丹下健三の初期の代表作と言われるモダニズム建築。日本庭園“南庭”は丹下研究室によるデザイン・作庭。

庭園ギャラリーGarden Photo Gallery

香川県庁舎庭園について

「香川県庁舎」(かがわけんちょうしゃ)の東館は建築家・丹下健三の初期の代表作と言われるモダニズム建築。そして建物の足元に広がる近現代風な日本庭園“南庭”の作庭(デザイン)も丹下研究室によるもの。
2013年の瀬戸内国際芸術祭の時についでに初めて観に行って――2019年夏、再び瀬戸芸のついでに香川県庁舎へ――そしたら丁度免震工事によってこの庭園の姿が見えなくなっていた…!

外周の階段上から見ると、庭園のあったエリアは地下工事のために消失してしまったように見えなくもない…いや、一番大きな立石や石橋の姿は確認できるので、ある程度保護されながらの工事だったのか…いずれにせよ年内に工事が終わり現在は果たしてどうなったのか。
早く観に行きたいのですが、昨今の情勢であまり気軽に旅行に出掛けられないので先に昔の写真だけ紹介しておきます。でも2013年の時には庭園も丹下健三のチームによるものとは思ってなかったんだよな…。

1958年に完成した香川県庁舎東館は“DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築”にも最初の20件に選定された、日本の近代建築を代表する建築の一つ。
詳しい解説はできないので省略するけれど、その後流行る“コンクリート打ちっぱなし”の公共・庁舎建築の走りでもあり、その直線的なベランダの連なるファザードが日本の伝統的木造建築のデザインを取り入れられている――という点が特に優れていると言われます。

そして“南庭”は地元で産出される庵治石の巨石を用いた池泉回遊式庭園。現在の本館の前にも(おそらく同じく地元の)立石を配した池泉があり、作者は不明だけどきっと丹下研究室の庭園を意識した配石になっているはず。
1階ロビーには地元香川県出身の画家・猪熊弦一郎(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館“MIMOCA”も複数回訪れてます)による壁画“和敬清寂”もあり、更には当時の代表的なインテリアデザイナー・剣持勇が内装に携わっていました。香川県もこの建築の保存・活用にはだいぶ前向きであり、館内のガイドツアー等も行われています。2020年中に再訪したい!

(2013年11月、2019年8月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

琴電琴平線 瓦町駅より徒歩13分
JR高松駅より徒歩20分弱
高松駅より路線バス「県庁・日赤前」バス停下車 徒歩3分

〒760-8570 香川県高松市番町4丁目1-10 MAP