足利直義が眠る「鎌倉五山」の寺院に、平成の始めに曽根三郎が作庭した枯山水庭園。境内は国指定史跡。
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浄妙寺・喜泉庵庭園について
「浄妙寺」(じょうみょうじ)は鎌倉時代以前に創建され、鎌倉〜室町時代には「鎌倉五山」の一つとされた寺院。付近一帯の住所が「浄明寺」であるところに大きな寺院だったことを物語っており、境内は国指定史跡。
茶室「喜泉庵」とその前の枯山水庭園は平成年代に曽根造園・曽根三郎さんにより復元されたもの。5月にはサツキの刈り込みが花を咲かせて、より美しい姿を見せてくれます!
曽根三郎(曽根造園)は京都の名園『天龍寺』や『東福寺』の庭園を管理、また『天龍寺』の前庭や『真如堂』の枯山水庭園の作庭を手掛けている造園家で、鎌倉近辺では浄妙寺と同じく臨済宗建長寺派の寺院である、あじさい寺として有名な『明月院庭園』や、足利尊氏の邸宅跡に残る『長寿寺庭園』なども手掛けています。
浄妙寺の境内はその他にもイングリッシュガーデンやレストラン「石窯ガーデンテラス」があり、そちらの方に室町幕府初代将軍・足利尊氏の弟で盟友でもあった足利直義の墓所があります。
(2014年3月、2018年5月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)