太宰府天満宮・京都の北野天満宮と並ぶ「日本三大天神」にある日本庭園。山県有朋が命名した幕末の志士ゆかりの建築と有名建築家設計の茶室も。
防府天満宮について
「防府天満宮」(ほうふてんまんぐう)は防府を代表とする神社で、太宰府天満宮・京都の北野天満宮と並んで「日本三大天神」の一つとされています。
菅原道真が九州・大宰府へ流される途中にこの防府に立ち寄った縁もあり、平安時代の菅原道真の亡き翌年に創建。現在の社殿・拝殿は昭和年代に焼失した後に再建されたもので、国登録有形文化財。
参道にあるお茶室「芳松庵」は有名建築家・大江宏(大江宏建築事務所)の設計により平成年代に完成した施設で、回遊式の日本庭園があります。
また庭園の一角にある「暁天楼」は、長州藩士を中心とした幕末の志士が利用していたという天満宮前の旅籠「藤村屋」の一部を移築したもの。木戸孝允、坂本龍馬、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文らも出入りしていたとされ、「暁天楼」という名も山県有朋による命名だそうです。
そのほか、防府天満宮の「歴史館」では国指定重要文化財も含んだ展示物が見られます。
(2018年7月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス / Access
JR山陽本線 防府駅より徒歩約18分(※駅にレンタサイクルあり)
防府駅より路線バス「防府天満宮」バス停下車 徒歩5分
〒747-0029 山口県防府市松崎町14-1 MAP