三景園(広島空港庭園)Sankeien (Hiroshima Airport Japanese Garden), Mihara, Hiroshima

管制塔を借景に。広島空港開港を記念して作庭された回遊式日本庭園、設計は昭和の造園家・伊藤邦衛。

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広島空港庭園“三景園”について

「三景園」(さんけいえん)は現在の広島空港の開港を記念して1993年に作庭された日本庭園。設計を手掛けたのは東京『北の丸公園』や『国営昭和記念公園』をはじめとして全国で大規模な公園の日本庭園等を手掛けた昭和の造園家・伊藤邦衛。なお、伊藤邦衛さんは広島県の出身。

2019年11月に初めて訪れました。広島空港自体は過去にも訪れたことがあったんですが、18時台に到着する便だったので三景園には行けず…。今回は東広島市の庭園の後に訪れました。『仙石庭園』も大規模な庭園だったけどこちらも負けず劣らずの大規模な(現代の大名庭園、と想起する)築山泉水式庭園。

その名前の由来は『広島の“里・山・海”の風景をテーマとした』から。広島空港が三原市になったのは2005年の平成の大合併後なので三原の“三”は関係ないみたい。一応。広島の“里・山・海”ーーということで、大きな池泉は瀬戸内海を、入り口にある受付兼事務所“潮見亭”は宮島『厳島神社』をイメージし、その数寄屋風建築を水上にせり出すように配しています。
あと広島じゃないから公式には説明がないけど、連続する太鼓橋は『錦帯橋』がモチーフになっているのではと感じる。

新広島空港は現・三原市の山中を切り拓かれ造営されました。周囲も広島県立中央森林公園が取り囲んでいて、起伏ある池泉回遊式庭園も元の斜面(地形)を活かした形。使われている庭石も工事の際に産出されたものを中心に当地・広島県の自然石が7,000トンも使われていたり、元の山の風景を活かした“三段の滝”や“もみじ谷”、山野草の小径が見られたり。新しい庭園だから人工的に感じるようで、とても“この地に溶け込んだ”庭園になっている。

標高が約300mと広島市内や三原市内と比べて高いので、11月初旬でもだいぶ紅葉が進んでいた(モミジが多いのも元が山だからなんだろう)。そしてこれを紹介している今頃は青もみじがきれいで、6月には100種類10,000株ものアジサイや花菖蒲が咲きほこりま例年は“花まつり”が開催されます。冬には雪景色や梅や椿も。広島空港利用の際には、ぜひ立ち寄ってほしい庭園!

(2019年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

広島空港ターミナルより徒歩5分
※広島空港へは県内各地からバスが発着。近い主要駅はJR三原駅か白市駅。

〒729-0416 広島県三原市本郷町善入寺64-24 MAP