江戸・東京を代表する大名庭園のレアな雪景色。
浜離宮恩賜庭園について
「浜離宮恩賜庭園」(はまりきゅうおんしていえん)は国の特別名勝にも指定されている、東京・江戸を代表する大名庭園の一つ。海沿いにあることもあり比較的温暖な場所なのでなかなか雪が降り積もる光景も見られないのですが、2018年冬の大雪でけっこう雪の積もった浜離宮庭園を観ることができました!
浜離宮の歴史は江戸時代初期に江戸幕府4代将軍・徳川家綱の弟で甲府藩主の徳川綱重がこの地に別邸を建てたことにはじまり、その後は甲府藩の江戸下屋敷として使用。その後、綱重の子である徳川綱豊(徳川家宣)が6代将軍となったため、この屋敷も将軍家の別邸になりました。
その後、江戸時代中期から後期に掛けて庭園の造改修が行われほぼ現在の庭園が完成したそう。明治時代に皇室の離宮となったため「浜離宮」という名となり、昭和の戦後に東京都の所有となり公園として開園。
その特徴は東京湾から海水を引き込んでいる「潮入り」の大きな池泉による回遊式庭園で、この汐入形式の庭園は東京では浜離宮のみ。その広い敷地の中には鴨場に牡丹園、菜の花畑、近年は近代に焼失した「松の御茶屋」「鷹の御茶屋」などの御茶屋が復元されています。
個人的に仕事の合間に(汐留や銀座勤務だった時代に)何度も足を運んでいる、都内で最も行っている庭園の一つであり「庭園っていいなあ」と思うようになったきっかけの場所の一つです。
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(2018年1月の雪の日に訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)