徳川将軍家の別邸の庭園として築庭された、東京・江戸を代表する日本庭園であり、大名庭園の最高傑作の一つ。
浜離宮恩賜庭園について
「浜離宮恩賜庭園」(はまりきゅうおんしていえん)は国の特別名勝にも指定されている、東京・江戸を代表する大名庭園の一つ。
その歴史は江戸時代初期に江戸幕府4代将軍・徳川家綱の弟で甲府藩主の徳川綱重がこの地に別邸を建てたことにはじまり、その後は甲府藩の江戸下屋敷として使用。その後、綱重の子である徳川綱豊(徳川家宣)が6代将軍となったため、この屋敷も将軍家の別邸になりました。
その後、江戸時代中期から後期に掛けて庭園の造改修が行われほぼ現在の庭園が完成したそう。明治時代に皇室の離宮となったため「浜離宮」という名となり、昭和の戦後に東京都の所有となり公園として開園。
その特徴は東京湾から海水を引き込んでいる「潮入り」の大きな池泉による回遊式庭園で、この汐入形式の庭園は東京では浜離宮のみ。その広い敷地の中には鴨場に牡丹園、菜の花畑、近年は近代に焼失した「松の御茶屋」「鷹の御茶屋」などの御茶屋が復元されています。
個人的に仕事の合間に(汐留や銀座勤務だった時代に)何度も足を運んでいる、都内で最も行っている庭園の一つであり「庭園っていいなあ」と思うようになったきっかけの場所の一つ。
なので東京の中で一番好きな庭園を問われたら大体「浜離宮」と答えます。色んな視点から、色んな楽しみ方ができる、これぞ大名庭園の最高傑作。一方で2016年と2018年の写真を比較しても高層ビルが増えていたりしてーー初めて来た頃はもっと視界が開けていたのかもなあ。
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(2014年2月、2016年10月、2018年6月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)