白山公園(白山神社)Hakusan Park (Hakusan Jinja Shrine), Niigata

新潟県令・楠本正隆が造営した“日本最初の都市公園”の一つで国指定名勝。国重要文化財の近代建築やオランダ風回遊式庭園も。

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白山公園(白山神社)について

「白山公園」(はくさんこうえん)は新潟市の中心部にある都市公園。明治時代初めに新潟県令・楠本正隆により造営され、“太政官布達”で公園化された“日本で最初の都市公園”の一つで、2018年には国指定名勝に選定されました。。公園一帯には平安時代からの歴史ある『白山神社』や国指定重要文化財の近代建築『新潟県議会旧議事堂』、そして国登録有形文化財の近代和風建築『燕喜館』などがあります。

新潟市を旅行で訪れたらほぼ毎回立ち寄っている大好きな公園。2021年11月の2年半ぶりの新潟旅行の時にももちろん立ち寄りました。公園と『燕喜館』をまとめて紹介していたけど、ボリュームが増えてきたので分割。

>> 国登録有形文化財の明治時代の近代和風建築『燕喜館』と茶室『遊神亭』の庭園はこちら

その歴史について。現在の白山公園の敷地は元はほぼ平安時代に創建された“新潟総鎮守”『白山神社』の境内。
神社としては平安時代の延喜年間(901年~)または寛治年間(1087年~)の創建と伝わります(戦国時代の二度の火災で史料が焼け、確証はないそう)。戦国時代には上杉景勝が戦勝の帰路の途中に立ち寄った記録も。

現在の社殿(本殿・拝殿)は江戸時代初期の1644年に長岡藩主・牧野忠成によって建立されたもので、それ以来地震被害による修復などを経て現代に至ります。

明治維新を迎えると新潟県令となった楠本正隆により旧境内地を利用した公園の造営が進められ、1872年(明治5年)に“新潟遊園”が開園。翌年(明治6年)の『太政官布達』にて『日比谷公園』『上野公園』、水戸・『偕楽園』『奈良公園』、香川・『栗林公園』など有名公園・庭園などとともに“日本最初の公園”として名を連ねました。

以後、明治天皇の行幸に際して築山“美由岐賀岡”が築かれたり、各種建築が加わったりと変化はありつつも、明治時代の造営当初から空間構成を大きく変えず今日に至ったことから2018年に国指定名勝に。

国指定名勝になった際の公式のコメントには“オランダ風回遊式庭園の面影を残す”と記されているんだけど――オランダ風回遊式庭園というのがよくわからないので自分の言葉で白山公園が好きなところを書くと、

・規模が程よい
・池泉回遊式庭園が2つある(瓢箪池・蓮池)
・“新潟最古の石灯籠”のある和風の池泉(瓢箪池)と、ラジオ塔や芝生など洋風の池泉(蓮池)とタイプが違うのが2つ
・和を感じさせる神社の社殿があると思えば、近代洋館“旧新潟県議会議事堂”もある
・桜の名所!4月に2度訪れましたが、マジで白山神社の桜は心洗われる
・桜の名所になっているエリアは現代になって造営された“空中庭園”。そうした各時代感が味わえるのも良い。

という感じでしょうか。

また近代に数々の都市公園の設計を手掛けた“日本最初の公園/ランドスケープデザイナー”長岡安平は楠本正隆と同じ長崎・大村藩出身で、楠本が新潟県令になった際に共に新潟に赴任しているため「作庭に携わっているのでは」と推測されている――けど史料などは残っておらず不確定なんだそう。
でも“おにわさん”的にはタグ付けしちゃう。携わっているとしたら、長岡安平にとっての最初期の大仕事であり、『旧池田氏庭園』と並んで氏が手がけた作品で国指定名勝になった2例目でもある。なにより、150年経った今でも“数多くの市民に愛される場になっていること”が素晴らしいランドスケープ。

(2009年3月、2010年3月、2011年4月、2012年5月、2015年9月、2016年4月、2019年5月、2021年11月と新潟行くたび何度も訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

JR上越新幹線 新潟駅より約2.5km(徒歩30分)*新潟市内各所にレンタサイクルあり
新潟駅より路線バスで「市役所前」「白山公園前」バス停下車すぐ

〒951-8132 新潟県新潟市中央区一番堀通町1-1 MAP