平成元年に作庭された池泉回遊式庭園と、数寄屋建築に枯山水庭園…四季の草花が楽しめる日本庭園。
行船公園・江戸川平成庭園・源心庵について
「行船公園」(ぎょうせんこうえん)は明治〜昭和初期に東京府議長や衆議院議員を務めた政治家・田中源により寄贈された敷地に開かれた公園で、現在は江戸川区立の公園。「行船」の名は田中源の屋号にちなんだもので、公園内には日本庭園「江戸川平成庭園」(えどがわへいせいていえん)や数寄屋造りの和風建築「源心庵」の他にも無料の動物園「江戸川区自然動物園」も。
公園の北側に位置する「江戸川平成庭園」は平成元年に整備された敷地面積1万2千平方メートルの池泉回遊式庭園。湧水が流れ込んでいる主池は、江戸時代に東京湾の水を引き込んでいた潮入り式庭園にならって、池の水位が上下するような工夫がなされているそう(…説明を読む限り本物の潮入り池ではないと思うのでそう書きましたが、池の名前は「潮入りの池」です)。
庭園と同時にオープンした「源心庵」は地元の方の茶会、句会、華道など和のイベントで利用されているそう。建物が池泉にせり出している一方で、玄関前にある枯山水庭園がとてもかっこいい!
今回訪れた4月上旬は庭園の中も外も桜が見頃で(なお庭園内の枝垂れ桜はライトアップも)、これからの時期は「つつじ亭」前のツツジ、花菖蒲、秋には紅葉、冬には雪吊り…と四季が楽しめそうな庭園。
(2019年4月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)