旧藤田邸庭園(藤田邸跡公園)Fujita-tei Garden Park, Osaka

近代の関西を代表する実業家“藤田財閥”藤田伝三郎の本邸に明治時代に作庭された回遊式庭園。大阪市指定名勝。

庭園ギャラリーGarden Photo Gallery

旧藤田邸庭園(藤田邸跡公園)について

「藤田邸跡公園」(ふじたていあとこうえん)は近代の大阪を代表する実業家であり藤田財閥の創業者・藤田伝三郎(藤田傳三郎)の本邸に作庭された庭園。現在は都市公園・桜之宮公園の一部として開かれており、「旧藤田邸庭園」として大阪市指定名勝となっています。

同じく藤田財閥の本邸をルーツとする『太閤園』や、「曜変天目茶碗」など多くの国宝を所蔵する『藤田美術館』、そして近代建築「大阪市公館」をルーツとする『ザ・ガーデンオリエンタル・大阪』が隣接(これらすべてが元は『藤田家本邸』)。藤田美術館は現在リニューアルの為休館中。ちょうど造園工事の真っ最中で公園側からは高野山の『光台院』から移築された多宝塔も見えました。

2018年に初めて『太閤園』を訪れた時にこちらの公園も見たいなあと思っていたのですが、近畿地方に多大な被害を残した大型台風の直後で休園していた。(京都でも京都御苑の一部がその時の台風の倒木の影響で2020年現在も閉鎖されている園路があったりしますが、)この公園も現在も園内の一部、雑木林へと向かうエリアは閉鎖中。

藤田伝三郎がこの地に邸宅を造営したのは1893年~1896年(明治26~29年)にかけて。その後明治の終わり~大正時代にかけて拡張され、その後半に造営されたのが『太閤園』。現在のように両者の間に道路が通り敷地が分割されたのは太平洋戦争での大阪大空襲での焼失がきっかけ(なお、表門はその焼失を免れた貴重なもの)。
公園すぐの場所にあるJR東西線・大阪城北詰駅の工事が終わった後、2004年に公園として開園しました。

この庭園は現・太閤園に先んじて明治時代のうちに作庭されたものとされています。作庭者は大阪で代々造園業を営んでいたという(ばいえんばいそう)。かつては本邸全体で30もの茶室があったそう。この園内には建造物は残っていませんが、いくつか休憩所として四阿があります。その四阿付近から大きな飛び石をつたって池泉回遊式庭園へ。

細長い池泉は手前は明るく、奥の樹木生い茂った築山へと続いていき、その先には滝がある…らしいのですが築山の方は前述通り現在は園路が閉鎖されています。解説を読むとその築山エリアがこの庭園の見どころっぽいんだよな。また開かれたら行ってみよう。

そして隣接する結婚式場・レストラン『ザ・ガーデンオリエンタル・大阪』(18・19枚目)にも藤田邸の庭園をルーツする庭園が残っています。この近代建築は戦後の1959年(昭和34年)、大阪市公館として竹腰健造の設計による建築。ブライダルで行く機会はなかなか無いかもだけど、レストラン利用も可。大阪で庭巡りをする際の拠点として!

(2020年7月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

JR東西線 大阪城北詰駅より徒歩4分
JR各線・京阪本線 京橋駅より徒歩13分
最寄りバス停は「片町」バス停下車 徒歩3分

〒534-0026 大阪府大阪市都島区網島町10 MAP