五島列島の無人島・野崎島の廃集落に残る煉瓦造りの教会―鉄川与助が手掛けた世界遺産。
旧野首教会(野首天主堂)について
【島上陸・内部見学は要事前予約】
旧野首教会(野首天主堂)は長崎県五島列島の無人島・野崎島に建つ教会で、世界遺産候補「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産)に構成されています。
明治時代後期、長崎県内で数多くの教会建築を手がけている鉄川与助によって完成。時代は流れ、1970年代にこの野首集落に暮らしていた人々が島を離れ、1990年代には野崎島全体が無人島に。廃集落に残された教会でしたが、県の文化財指定や前述通り世界遺産候補にも構成されるなど、良好な状態で現在も保存されています。
庭園じゃないけど、ここ数年最も行きたかった場所でした。廃村・廃集落に残る煉瓦造りの教会――写真で見ていた通りの絶景だったので、こちらでも紹介します!また、この教会の向かいの斜面を登っていても、陶器の残骸などかつて人が暮らした痕跡があり――それも含め「島は生きている」という想いが浮かぶ。
(2017年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
小値賀港より町営船「はまゆう」(1日2往復)で野崎港へ。
野崎港より徒歩25〜30分(野崎島上陸は要事前連絡。詳しくは公式サイトにて)
〒857-4709 長崎県北松浦郡小値賀町野崎郷 MAP