中根金作により作庭された、紀伊水道をのぞむ枯山水庭園。淡路の桜の名所としても有名。
圓城寺庭園について
「圓城寺」(えんじょうじ)は淡路島七福神の一つ「八浄寺」の奥の院にあたる寺院。八浄寺からは急坂を上り続けて標高にして100m以上登るので、圓城寺境内からは紀伊水道のみならず紀伊半島の姿を眺めることができます。
前庭となっている枯山水庭園「寿楽苑」は中根金作による作庭で、写真だとわかりづらいのですが紀伊水道を借景として眺められるのが絶景(もう少し晴れた日に見たかった…)。また庭園を取り囲むように桜の木が植えられ、地元では桜の名所として有名とのこと。ピーク時には八浄寺からシャトルバスが運行されるそうです(バス通れる…?と思うような細い道もありますが)。
圓城寺には兵庫県指定重要文化財となっている平安時代(藤原期)の観音菩薩立像が祀られており、毎年4月10日に開帳されるそう。ちなみに今回見学できなかった茶亭「雲海亭」にも数千株というツツジが植えられているそう。晩春には公開されているのかな。またいつか春に訪れたい!
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余談。今回の旅の道中、徳島でイノシシに荒らされて拝観できなかった庭園がありました。このお寺の3枚目の写真も、おそらくイノシシや鹿に荒らされた痕跡じゃないでしょうか。
円城寺はあまり人の気のない寺院で、かつ山をけっこう登った場所にあるお寺なので獣がやってくるには格好の場所なんだと思った。有名庭師の庭園もそんなこと知る由なくターゲットになってしまうんだなーと思い知る。遭遇しないように気を配りたいですね…。
(2019年1月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)