大寧軒庭園Daineiken's Garden, Kyoto

茶道藪内流十一世家元・透月斎竹窓が作庭した、南禅寺界隈屈指の池泉回遊式庭園。2019年秋、特別公開!

庭園ギャラリーGarden Photo Gallery

南禅寺大寧軒庭園について

【通常非公開・2019年秋季に特別公開中】
「南禅寺大寧軒」(だいねいけん)は京都五山の別格「南禅寺」の塔頭「大寧院」の跡地にある建物と池泉回遊式庭園。国の特別名勝『金地院庭園』の隣。庭園は明治時代に造られたのちに、茶道藪内流11世家元・透月斎竹窓によって現在の形に改修されました。

2018年秋の「京都非公開文化財特別公開」で初めて鑑賞。これがまた素晴らしい庭園で!その時もとても感動して――その時には撮影禁止だったのですが、2019年秋にも特別拝観が行われることに。南禅寺の公式サイトに10月からその旨が記載されていて、いつからかな~と思いながら時々様子を見に行っていたら、11月6日からスタートしていました!早速拝観して、今回掲載する写真は(2枚目以外は)その時のもの。

今回の特別拝観については口頭で聞いた内容だと、

期間は11月いっぱい、ただし公開日は不定期。
拝観時間は15時まで。今のところ今期限定。

とのこと。自分が訪れた際には足を止める方も少なかったけど――普段非公開の名園、この機会にぜひ!

東山を借景とし琵琶湖疏水を引き込んだ池泉回遊式庭園――という点においては『無鄰菴庭園』を代表として南禅寺界隈の庭園に多いとされる形式ですが、の手掛けたという庭園は池泉回遊式でありながら茶室『環翠庵』の茶庭としての「わび・さび」を兼ね備えていて、飛び石や石の組み合わせ(石燈籠やつくばいの配置)が派手過ぎず――。
藪内流の代表的茶室『燕庵』にちなんだという根府川石による沓脱石も。東京では(小田原藩主だった大久保忠朝の)大名庭園『旧芝離宮恩賜庭園』などで多く見られる根府川石は、京都ではさほど運ばれてこなかった石材だったゆえ印象的なポイントで使われることが多いそう。

そして庭園の奥の滝から流れてくる清流と苔が美しい――。この庭園の最もユニークなところは、流れの中に建つ“三柱鳥居”。3つの鳥居でトライアングルを造った珍しいこの造形がまた(神々しさというよりは)またかわいらしく、庭園のアクセントになっている。主屋前から眺めた時の奥行きと借景もまた本当に素晴らしかったのですが、個人的にはこの流れの中に浮かぶ鳥居と背後の滝との組合せがすごく好き!

ちなみに昨年鑑賞した時のガイドさんの説明では「庭園のタイプとして、作庭に関わった中には七代目小川治兵衛)も居たのでは、と言われています」なんて話も。この庭園に関する情報があまり無いのでその情報ソースは不明だけど、信じてタグ付けしちゃいます(笑)。琵琶湖疏水を取り入れる――という点においては少なからず関わっているということなのかな。

(2018年11月、2019年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

京都市営地下鉄東西線 蹴上駅より徒歩3分

〒606-8435 京都府京都市左京区南禅寺福地町44 MAP

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