人気のベーカリー&カフェ『パンとエスプレッソと』の新店舗は、京都府指定文化財の古民家と枯山水庭園と。
パンとエスプレッソと嵐山庭園について
「パンとエスプレッソと嵐山庭園」(ぱんとえすぷれっそとあらしやまえいえん)は『パンとエスプレッソと』が2019年7月に新たに京都・嵐山にオープンした店舗・カフェ。世界遺産『天龍寺庭園』からもすぐ近く。
『パンとエスプレッソと』の東京・神宮前の店舗は前から個人的によく散歩するコースで、何度も利用したことがある――のですが、いつの間にか店舗も増えてるしまさか庭園を名乗る店舗をオープンさせるとは…!ってことで早速足を運びました。ミーハーです。(その後2020年も何度か訪れています。その時の写真を追加。初夏は植栽の雰囲気がまた変わる。)
この嵐山の店舗は枯山水庭園を挟んで「パンと」と「エスプレッソと」に分かれています。茅葺屋根のカフェ「エスプレッソと」棟は、昭和58年に京都府指定文化財となった『旧小林家住宅』の主屋だった建物をリノベーションしたもの。元は園部町(現・南丹市)の農村にあったものを嵐山の現在地に移築したもので、小林家は元々当地の庄屋を務めていたそう。
江戸時代後期の1809年の建築で、こうした建築年代含め小林家所蔵の「小林九兵衛日記」など確かな史料が残されていることからも文化財としての価値が高いとされています。また構造は嵯峨を含めこのエリアの当時の民家に多く見られる「摂丹型」と呼ばれるものだそう。(摂津・丹波の略ってことなのかな)
店舗敷地の中心部に作庭された庭園そのものはとても新しい(今回のオープンに合わせて整備された)苔や樹木の緑が映える枯山水庭園。施工会社もいちお調べてるのですが現段階では不明…。ついでに言うとこの店舗の向かいにも白砂と石組のかっこいい枯山水庭園が見られます。
2020年の観光客が減ったタイミングでも、日によってはカフェはやはり大人気。そんな時はパンのみ購入。京都ならではの九条葱のパンも。外苑前の店舗とはまた全然雰囲気が違うけど!大好きな空間です。
(2019年7月、2020年5月・6月、2021年6月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
JR山陰本線 嵯峨嵐山駅より徒歩約10分
嵐電北野線 嵐山駅より徒歩5分
阪急嵐山線 嵐山駅より徒歩13分
〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町45-15 MAP