昭和を代表する造園家・中根金作が地元静岡県西部で手掛けた池泉回遊式庭園と都市公園。
新居図書館庭園について
「新居図書館庭園」(あらいとしょかんていえん)は静岡県湖西市立の図書館に地元静岡県西部出身の造園家・中根金作により作庭された庭園。
世界的に有名な『足立美術館庭園』をはじめ、海外でも日本庭園を手掛けた現代を代表する造園家・中根金作の造った庭園がこの新居町には複数あるとされます。『新居文化公園』は町制90周年記念事業で昭和後期に完成した新居町の都市公園で、公園及び園内にある図書館の日本庭園の設計・作庭が中根金作(中根庭園研究所)が手掛けたものです。図書館の池泉回遊式庭園は建物の外周にあるものなので自由に見学が可能。
なお新居町でもう一つ中根金作の庭園があることで知られる『老人福祉センター』は平日のみの公開。(2019年に初めて伺ったので後日アップ予定!)
また不定期で、地元のガーデンデザイナー・吉元洋美さんによる中根金作の庭園を巡るガイドツアーも行われています。詳しくは吉元さんのブログまたはInstagramからチェック!
その他、静岡県西部にある中根金作作庭の庭園でとしては磐田市の『宝珠寺庭園』があり、湖西市内の庭園としては隣駅・鷲津から徒歩圏内に小堀遠州の作庭と伝わる『本興寺庭園』があります。併せてどうぞ!
東海道の関所があったことで知られる新居町には今でも新居関所の跡や古建築、寺院が点在しています。中根金作が手掛けていなくとも眠っている庭園がありそうだなあ…。
(2015年7月、2019年3月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)