安岡寺庭園“楽桜苑”

Ankoji Temple Garden, Takatsuki, Osaka

桓武天皇の兄・開成皇子が創建した古刹に現代の作庭家・福原成雄さんが手掛けた枯山水庭園。国指定重要文化財の仏像も。

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安岡寺庭園について

「南山 般若院 安岡寺」(あんこうじ)は“高槻観音”の名で地元では親しまれている新西国三十三箇所観音霊場の客番札所。境内には海外でも幾つかの日本庭園を手掛けられている現代の造園家・福原成雄さん作庭による枯山水庭園“楽桜苑”があります。

大阪・岸和田の国指定名勝『岸和田城庭園“八陣の庭”』の保存・整備の委員や泉大津の『東雲公園』では重森三玲庭園の移設とともに自ら作庭の庭園も手掛けた大阪芸術大学教授・福原成雄さん。この“楽桜苑”は2015年に安岡寺の本堂や青梅観音堂前に作庭された枯山水庭園で、その名の通り桜が見所の庭園。
初めて訪れた2021年は桜が早く、残念ながら4月2週目でもう葉桜だった…!

現在は住宅街に囲まれている安岡寺ですがお寺の歴史は古く、奈良時代の775年(宝亀6年)2月18日、光仁天皇の子で桓武天皇の兄である開成皇子による創建と伝わります。根本山・神峯山寺、北山・本山寺とともに天台宗の“北摂三山寺”と並び称されます。

戦国時代、“キリシタン大名”として知られる高槻城主・高山右近に攻められ一時荒廃するものの、江戸時代の寛文年間(だいたい1660年代)に徳川将軍家の寄進を受け?良盛により再興。
しかし明治時代に入ると山内にあった塔頭は破壊、廃寺に。塔頭・安正寺の本尊だった国指定重要文化財で平安時代の仏像“木造千手観音坐像”(青梅観音)は現在安岡寺に移され、日曜日・祝祭日にご開帳されています。

(2021年4月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

JR京都線 高槻駅より約3km(駅周辺にレンタサイクルあり)
JR高槻駅・阪急 高槻市駅より路線バス「浦堂」バス停下車徒歩7分

〒569-1028 大阪府高槻市浦堂本町41-1 MAP

投稿者プロフィール

イトウマサトシ
イトウマサトシ
Instagram約9万フォロワーの日本庭園メディア『おにわさん』中の人。これまで足を運んで紹介した庭園の数は1,900以上。執筆・お仕事のご依頼も受け付けています!ご連絡はSNSのDMよりお願いいたします。
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