贅を尽くした近代の宮殿建築(国宝)と、谷口吉郎の手掛けた和風建築。日本庭園の作庭は岩城亘太郎。
赤坂迎賓館和風別館「游心亭」庭園について
「赤坂迎賓館」(あかさかげいひんかん)は明治時代にのちの大正天皇のための住居として造られた宮殿建築。「旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)」として国宝に指定されています。
昭和後期から現在も国のVIP向けの迎賓施設として利用されており、2017年はアメリカのトランプ大統領も来訪。そうした日を除いて、2016年からは通年の一般公開を開始。前庭と洋館の内部は当日受付で見学することも可能。とにかく「贅を尽くした」の一言に尽きる――建物内部は撮影禁止ですが、1000円以上の価値ある。
また、事前予約制の和風別館「游心亭」には回遊式の和風庭園があります。建築の設計は谷口吉郎で、庭園は近隣にある「ホテルニューオータニ」の日本庭園も手掛けている岩城亘太郎さんによる作庭とされます。やはり素晴らしい意匠だらけの建物内部の撮影は不可で、撮影不可の中には素敵な枯山水の前庭も――。また冬以外の時期にも訪れたい!
【2020年追記】 2019年に金沢にオープンした『谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館』。こちらでは常設展示として赤坂迎賓館では撮影禁止の和風別館“游心亭”の大広間・茶室の完全再現を見ることができます。あわせてチェック!
(2017年12月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)