“越前富士”日野山の借景が美しい池泉回遊式庭園と、大正時代の主屋など国登録有形文化財の近代和風建築群。
愛山荘庭園について
※2021年6月現在:5名以上・完全予約制での公開になっていました。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
「愛山荘」(あいざんそう)は越前市武生の市街地にある大正時代の数寄屋風の別荘建築で、主屋、離れ、茶室、蔵座敷や土蔵・石蔵などが国登録有形文化財。また越前富士“日野山”を借景にのぞむ池泉回遊式庭園があります。
武生へ前回(初めて)行ったのが2015年の秋。この愛山荘がオープンしたのは2015年の春。その時はまだ情報が出回っておらず(多分観光地図にも載ってなかったんじゃないかなあ…)その時は訪れなかった。
その後この場所知って「こんな場所あったのか…!」と…ずっと観たいと思っていた場所で今回初めて訪れました!…しかし残念だったのが今回ちょうど武生へ着いた時からゲリラ豪雨が…。なので越前富士の姿がうっすらとしか拝めず…でも最後の写真(2階からの眺め)で、その越前富士の迫力は伝わるかな?
大正時代、当地の名士の別邸として建設された邸宅で、蔵座敷・茶室や離れの一部は昭和初期に増築されたもの。建築も近代和風建築らしい“粋”な意匠が沢山見られて楽しいし、いわさきちひろの絵画も展示されていました。ちなみに各建築が登録有形文化財になったのは2017年なので割と最近。
ちなみに庭園のみ・建物のみの見学ではなくスイーツ、飲み物が必ずセットになります。マストじゃないとしたらあまり頼まないけどw、ケーキとコーヒーを楽しみながら眺める日本庭園もまた魅力的。
この池泉回遊式庭園は座敷から「日野山」を眺める為に作庭されたもの――ということなので、今回みたくうっすらとしか見えないとなかなか伝えづらいのですがw、今回福井県で沢山観た庭園の中でも「どこかに似ている」ということは無い――のはやはりその和風建築の素晴らしさからなのかな。池越しにのぞむ主屋や離れがまた良いのです。3月なので池周りの花木はまだ見頃には早いけど、庭園奥には梅林がありこちらはちょうど花を咲かせてきれいだった!(終わりかけではあったけど、ぎりぎり残っていた…)
ちなみに武生には他にも歴史ある和風建築がありまして――こちら↓。
武生の駅南には旧料亭街?の雰囲気を持つ古い町並みのある一角があり、この料亭はその中でも大きな建物。この紹介文によるとその歴史は明治時代から!その後Twitterで売りに出された豪華建築としてバズったツイートを見たのが多分1、2年前。お店自体は現役なのですが、まだ買い手はついていないみたい…こういう建築やお庭、残されてほしいなあ。
(2019年3月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
JR北陸本線 武生駅より徒歩約15分(※駅前観光案内所にレンタサイクルあり)
福井鉄道福武線 越前武生駅より徒歩約20分
武生駅より路線バス「栄町」「桜町」バス停下車 徒歩6分(いずれも本数少ない)
〒915-0063 福井県越前市若竹町6−27 MAP