愛荘町立歴史文化博物館庭園“玉水苑”

Aisho Museum of History and Culture's Garden, Aisho, Shiga

紅葉の名所“湖東三山”金剛輪寺の境内にあるミュージアムから眺める現代の日本庭園“玉水苑”。

庭園フォトギャラリーGarden Photo Gallery

愛荘町立歴史文化博物館について

「愛荘町立歴史文化博物館」(あいしょうちょうりつれきしぶんかはくぶつかん)は紅葉の名所として知られる“湖東三山”『金剛輪寺』の総門入ってすぐの場所にある町立のミュージアム。7,000平方メートルという敷地内に“玉水苑”という日本庭園があります。(また現在は順路が閉ざされていますが、この庭園の山側への園路を先に進めば、金剛輪寺の“明寿院”とともに残されている数少ない塔頭寺院『常照庵』があります。)

2020年11月、金剛輪寺とともに4年ぶりに訪れました。常設展示では主に『金剛輪寺』が所有している(していた)美術品——滋賀県指定文化財の「金剛輪寺梵鐘」(鎌倉時代・河内助安作)や、現在はアメリカのボストン美術館に所蔵されている鎌倉時代の文化財「金銅造聖観音坐像」のレプリカ等の展示や湖東の”曳山まつり”に関する展示など。

で、企画展が結構精力的な面白い企画展をされている印象があり、前回来た時は『浮世絵★歌川ファイブ』というタイトルで歌川広重歌川国芳歌川豊国歌川国貞、歌川国安の作品の展示をしていて。今これを書いてる現在の企画展『つぎはぎの仕事着 -暮らしが仕立てたデザイン-』ではKUONmatohuNIMAI NITAI、ANTONINAという新進気鋭のファッションブランドとコラボされている。

平成年代の前半に竣工し1994年(平成6年)に開館したこの施設。展示室の回廊から眺められる池泉回遊式庭園があります。金剛輪寺と同じく秋には紅葉が映えるほか、池には枝垂れ桜が垂れ下がり、春にはツツジ・サツキ、夏にはサルスベリや蓮華など四季の花々が楽しめるようになっています。池中にある舞台では地元の能楽教室の発表会などで使われるそう。金剛輪寺とあわせてチェック!

(2016年12月、2020年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

JR琵琶湖線 稲枝駅・近江鉄道 豊郷駅、愛知川駅から予約型乗合タクシー「愛のりタクシーあいしょう」で「金剛輪寺停留所」下車
最寄駅は豊郷駅。豊郷町観光協会案内所でレンタサイクルして約7km

〒529-1202 滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺878 MAP

投稿者プロフィール

イトウマサトシ
イトウマサトシ
Instagram約9万フォロワーの日本庭園メディア『おにわさん』中の人。これまで足を運んで紹介した庭園の数は2,000以上。執筆・お仕事のご依頼も受け付けています!ご連絡はSNSのDMよりお願いいたします。
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