過去の「おにわさんについて」

About "Oniwasan"

自作自演インタビュー Interview

※2016年のサイト開設時のものです。

―このサイトを作ろうと思ったきっかけは?

大きくは3つあります。

【1】“庭園って、なんかいいなあ…”という程度の気持ちで2010年頃から巡り始めて、今となっては国の名勝を中心に全国約400箇所の庭園を巡りました(※2016年開設時点)。趣味としてその情報をまとめたサイトを作りたかったのが一つ。
他にも庭園情報がまとまっているサイトはあり、特にほあぐら様のサイトの日本庭園紀行は庭園を巡る際に非常に参考にさせていただいております。今回のサイトの特徴としては、やはり自分は若い世代の人間なので、今風のウェブデザインにするといったこだわりはありました(笑)レスポンシブデザインになっているのでスマートフォンでも最適化して見られると思います…自分のiPhone6以外での端末チェックはしていないけど。

【2】全国巡っていると、「公共の交通機関では大変行きづらい場所」「行きづらくまた情報が少ない」「だけど素晴らしい庭園」といった場所が少なくありませんでした。観光情報サイトや寺院のウェブサイト、地方の自治体のウェブサイト等、それぞれ単独では情報が十分ではない。それらを断片的に情報を集めることで交通手段のめどが立つことがままあったので、そうした情報をまとめられたらと思いました。
そのため記事の交通情報には公共の交通機関以外に歩く場合の距離感やレンタサイクルがあったかどうかの情報を記載しています。また、記事内に貼っている各種公式サイトは、公式サイトが存在しない場合は自治体や観光情報のサイトを入れるようにしてます。

【3】もう一つは、やはり全国を巡っていると国の文化財に指定されているにも関わらず荒廃した庭園・寺院に出会うことがあります。多くの人は京都に旅行した時には庭園を見に行くと思いますが、日常に戻った時にあまり「庭園へ行こう」という行動を発想しないのではないか?でも、意外と身近に素敵な庭園があったりする――まずはそれに興味を持ってもらうことで、素敵な庭園が荒廃していくことを防ぐきっかけにならないだろうか、と思っています。
そうしたことを意図して「地図から庭園を探す」のページなんかも用意しました。(もう少し工夫したいけど…)

―「おにわさん」というサイト名の意味は?

“おにわさん”というサイト名は、のことを「お寺さん」というような、優しい響きで「お庭さん」と言うような感じで。歴史や学術的なことを意識し過ぎて肩肘張らないように、庭園をゆるく好きになってもらえたら、そんなイメージで思い浮かんだものです。そうしたライトな目線で庭園を楽しめたらという思いで当サイトは制作しました。

―庭園を好きになったきっかけは?

後楽園 / Korakuen Garden, Okayama 初めて「庭園っていいなあ」と思ったきっかけを思い返すと、高校生の修学旅行で行った岡山の後楽園。それから10年経った2009年に旅行で岡山の後楽園に行ったのが、庭園巡りに火がついたきっかけだったように思います。その後、好きなサッカークラブの試合を見に行くついでに、熊本・水前寺成趣園、鹿児島・仙巌園、福島・御薬園…と地方の庭園を巡るようになりました。

その間の特に庭園を巡る意識がなかった頃も、東京都内に住み始めてからはずっと井の頭公園の近くに住んでいたり、昼休みによく日比谷公園や浜離宮恩賜庭園へ出掛けていました。なので池のある公園といったものに惹かれて生活しているのが庭園に惹かれる根底かもしれません。

―実際、行ったらいいオススメの庭園は?

沢山ありますが、その中でも特に素晴らしかった・また行きたいと思っている庭園の記事には「☆☆☆☆☆」、「☆☆☆☆」といったタグをつけています。客観的な評価ではなく、自分が住んでいる東京から遠いところ・行きづらかったところに星がつきやすい傾向にありますが…。
ただ、いずれも各々の世界観・思想を持った名園ばかり。ランキングはつけられないので、そういった形での表現をしています。

また、「地図から庭園を探す」といったページも用意しましたので、ぜひ自宅から週末に行けそうな庭園や、旅行先などをチェックしてみてください。

―今後サイトでやっていきたいことは?

● まずはこれからも「まだ行っていない庭園」や「行ったことあるけど写真の画質が悪い庭園の再訪」など、各地を巡って記事を追加していく予定です。そうした庭園のリストは下部にて。

● その次に「英語化」。京都や東京の庭園は今や外国の人の方が多い。インバウンドに乗っかるつもりではなく、純粋に日本庭園を素敵だと思ってもらえる方々に情報が届くようにしたい。

● あとは入力が大変なので初期段階では開園時間や入場料といった情報は省きましたが(それを補完するために公式サイト等へのリンクを張りました)、いずれはそうした情報も入力できればとは思いつつ…ただ目指しているのは観光情報サイトではないので優先度は低いかなあと。

● それ以外も…サイトのアプリ化?インタビュー記事?本当の庭園のウェブサイト制作?…などなど、ウェブサイトとして形になってみるとやりたいことは広がります!

2016年11月 | イトウマサトシ
日本庭園文化の発信への想い For Japanese Garden Culture

※2019年に掲載したものです。

“庭で学んだ礼は、礼で返す”

『庭園からなにを学ぶか』というnoteもあわせて執筆しました。よければあわせてご覧ください。

『おにわさん』は何者でもない、いち庭園ファンが個人で運営している非営利のサイトです。といった神聖な場や、個々人の皆様の所有する文化財やプライベートスペースといった権利物を“ご厚意により見せていただいている”との想いからこれまで一切の広告も掲載しておりません。

寺社仏閣の境内は言うに及ばず、“庭”という場はプライベートスペースであることが殆ど。

その空間づくりに携わる、所有者・作庭者・庭師に最大限のリスペクトを払ったうえで、“庭園ファン”を増やしたい――権利侵害に当たる行為は避けたいけれど、『知られずに失われてしまうのはもったいない。』という気持ちのせめぎあい。
そんな想いで、以下の文章を追加いたしましたので興味ある方はご覧ください。

1. 庭園写真を無料提供(シェア)します。

『日本庭園をより多くの方に知ってもらう』
“おにわさん”というサイトが目指しているものがあるとしたら、そういったことです。“シェア”の精神。

内部資料・企画書・卒論など、『非営利の活動である』『金銭のやりとりは発生しない、けど庭園写真が必要』…そんな方には当サイトで掲載している庭園写真からご希望のものがあれば元の画像を無償で提供いたします。お気軽にお問合せください。
※これまでテレビ局様/メーカー企業様/造園会社様/自治体様などへの提供実績あり。

2. 『うちの庭園、見せてもいいよ』というお誘い、推薦、待ってます。

「おにわさん」への掲載することで、取材費が発生することもなければ、私が収益を得るわけでもありません。
『日本国内にはまだ知られていない素晴らしい庭園がある』心から純粋にその想いだけで突っ走ってきているサイトです。

ビジネスではないのですべて自分の日々の給料・生活費で行っています。言い換えると1食、1泊●万円といった料亭や宿泊施設の庭園に自費で伺うことはまだまだ難しい状況。本来であれば取材費を支払うべき立場ですが、それは素直に難しい…。

そういった施設に限らず…私自身は素晴らしい庭園を見ることが喜びのすべてです。
「見せてもいいよ」「うちの庭園を自慢したい」…そのような施設の方がいらっしゃった際には、ぜひお声掛けくださいますと幸いです。もし紹介をご希望であれば、ウェブサイトのみならず数万人のSNSのフォロワーにお届けすることができます。(別にビジネスじゃなくて事実として)
どんな地方のマニアックな庭園でも確実に数千人/数万人に読まれるのは、たぶん当サイトだけ。

3. 庭園に還元したい。

…とまあ、かっこつけて書いてみたものの、旅費、入場・拝観料、志納…に私の給料は消えてゆきます。築50年のアパート暮らしです。生活が裕福なわけではありません。笑。

まだ構想段階ですが。私の活動に賛同いただける方は、いつか私自身にご支援いただけると大変喜びます。ビジネスをやりたいわけではありません。私を通じて、『支援の手が行き届いていない庭園に還元する』ものとしたい。自分という存在に少しでも価値が生まれているならば、そんな仕組みを作りたい。
庭で学んだ礼は、礼で返す。

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