御船山楽園

Mifuneyama Rakuen Garden, Takeo, Saga

佐賀藩武雄領主・鍋島氏の別邸として造られた、御船山の断崖絶壁を借景にのぞむ大名庭園。国登録名勝地。

庭園フォトギャラリーGarden Photo Gallery

御船山楽園について

「御船山楽園」(みふねやまらくえん)は江戸時代後期に武雄領主・鍋島氏の別邸に造られた「萩の尾園」のルーツとし、武雄の象徴的存在・御船山の断崖絶壁を借景にのぞむ。「旧武雄邑主鍋島氏別邸庭園」としてとなっています。

幕末の佐賀藩の中枢にも影響を持った武雄鍋島氏の9代当主・鍋島茂義が、京都から狩野派の絵師を招いて設計を依頼し、3年の歳月をかけて完成。現在のこの庭園の最大のフォトスポット・春になると色とりどりの花を咲かせる山麓のツツジ群は明治時代に植えられたものだそう(次はツツジの花が咲く季節に訪れたい…)。また秋にはになることでも知られます。

また近年は季節によってはチームラボが手掛ける庭園イベントを開催。佐賀県内外から多くの人が訪れるのみならず、海外メディアにも取り上げられることも。夜の方が人が多い…?とすら思ったけど、昼間に訪れても御船山が荘厳な雰囲気を醸し出している庭園です!

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また徒歩5分程の距離には、足立美術館の庭園で知られるによる作庭の「慧洲園」があり、こちらでも広大な日本庭園を楽しむことも。また慧洲園も近年はチームラボによるライトアップ「武雄のあかり展」の会場になっています。なお「武雄市文化会館」にも武雄鍋島家の邸宅の遺構が残るとのこと。

(2015年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス / Access

JR佐世保線 武雄温泉駅から徒歩約30分
武雄温泉駅から路線バス「御船山楽園」バス停より徒歩すぐ

〒843-0022 佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100 MAP

投稿者プロフィール

イトウマサトシ
イトウマサトシ
Instagram約9万フォロワーの日本庭園メディア『おにわさん』中の人。これまで足を運んで紹介した庭園の数は1,900以上。執筆・お仕事のご依頼も受け付けています!ご連絡はSNSのDMよりお願いいたします。

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